イノたまごラボ・あのぶる の「こんなの作ったよ!」

ひとりプロジェクト・イノたまごラボの中の人「あのぶる」がどうでもいいことやよくないことをぶつぶつとつぶやきます。

「#4 はじめてのIT勉強会」で喋ってきました(超今更)

既に3ヶ月ほど前の話なのですが、「はじめてのIT勉強会」でLTと言うかショートプレゼンをする機会をいただいたのでお喋りしてきました。
ブログを書くのが遅いあのぶるです。

登壇直後にスライドだけは上げたのですが、なんか私の観測範囲外でわりとシェアされていたらしく(とてもうれしいです、ありがとうございます)、かつあくまで発表資料であって口頭で喋っただけのところもわりと多くて、スライドだけじゃ伝わらないこともあるかなと思ったので少し補足説明とかしようかなーと思い、追加情報も加えて今更ながらブログを書くことにしました。あとでスライド側からもリンク張ろうと思います。

それにしても持ち時間10分の発表資料とは思えないですね。50ページですってよ。

前置き部分について

よく言われる「プライベートでもコードを書け」とか「勉強しろ」とかまぁド正論っちゃド正論なのですが、なんで私生活削ってまでそんなことをしないといけないのかのひとつの回答例と、実際必要になったときにその動きの助けになるといいな、と思ってこのプレゼンを作りました。

この資料は「エンジニアとしての力量を高めること」が「幸福度を高める確率を上げる」という考え方のもとに作られています。
スライドで書いたとおり、勿論「すげーエンジニアになる」ことが即ち幸せに繋がる人ばかりでは無い、というか、むしろそうじゃない人の方が多いと思っています。それでも(主にこの勉強会の対象となる)若いエンジニアの皆さんに「エンジニアとしての力量を高めること」を推したかったのは、

仕事のスタイルを自由に選べる可能性が上がる⇒望む生き方を選べる可能性が上がる

ということに尽きます。
「なんでいい学校に行かないといけないのか」問題みたいな話になっていますが、スライドにもあるとおりで技術力がものを言う世界であることはある程度間違いないので、技術研鑽を楽しめるくらいの人の方が実際本人も周りも幸せになれるかなと思います、この業界に限らずとは思いますが。*1

当日メラの喩えがうまく伝わらなかったので素直に説明をすると、平均的なエンジニアの出力*2が週100位だったとして、1000まで引き上げることが出来れば、たとえば

  • 1000を要求される立場でがっつり活躍して、業界を代表するような(!?)エンジニアになる 目指せ有力企業のCTO☆
  • 500くらいの出力で活躍しつつ*3、余裕分で趣味をエンジョイする
  • 100くらいの出力で普通のエンジニアとしてまったりやりつつ、業務外の活動にリソースを最大限に振る

といった形で働き方を選ぶことも出来ます。

ブラックだなんだと言われることの多い業界ですが、自分が環境を選ぶだけの力を備えることで自衛にもなるかなぁと思っています。

守・道しるべを得るためのなにがし

人や環境によってまちまちですが、振り返ってみると私個人に関しては「指示されたものであれば一通り出来るようになった」と感じるようになった時期と、本当に「指示されたものが出来るようになった」と言えるようになった(と今の私が思っている)時期、と言うのは微妙に、いやむしろ盛大にずれている気がします。
※当然「出来るようになったと勘違いしている時期がある」という意味です、残念ながら……

基本的に「本当に新しいもの」と言うのは知識や経験をそれなりに積み上げた上にしか生まれないらしいので、「自分の中に無いものは絶対に作れない」という意味で、知識の積み上げと先達の存在って大きいと思います。
最近はエンジニア1人チームで動くことが多いので、特に道を切り開くことの辛さを実感しているところです。ほんとに。ほんとに。

それからあんまり煩く言ってこなかったつもりなんですが、基本情報技術者レベルの知識はほんと大事です。
個人的な観測範囲で、実際に合格証書を持っているかはさておき基本情報レベルの知識を抑えていない優秀なエンジニアさんは見たことないです。

破・自力で正しい道を選ぶためのなにがし

「教わったことは一度自分の頭で再構築してから使おう」と「インプットをしたらアウトプットをしよう」はまぁ、よく言われることなので敢えて説明することもあんまりないかなと思っています。
コピペコードの害悪はよく言われるところですね、私も自力解決が難しい問題を他の人のコードに助けを求めることがありますし、ひっくるめて「先人の知恵」なのでそれ自体は悪とは思いませんが、自分で咀嚼できないコードをプロダクトコードに入れ込むのは本当に良くないです。だいたいそこから障害が出ます。

「会社の外に同業の友達を作ろう」はわりと個人的な実体験に基づいた話だったりします。
私は大学が情報工学系だったので同窓の友人知人はほぼ全員広義の同業ですし、仙台のIT系コミュニティで知り合った同業同年代の友人たちの集まりである通称「ぼっちの会」のメンバーにも随分気持ちの上で助けられたなぁと思っています。朝までゴキブリポーカー付き合ってくれます。あと技術で困ったことがあるとみんな快く教えてくれるし。仕事で手一杯になりすぎて私が一時期音信不通になりかけたけど。その節は本当にすみませんでした。

理詰めで戦う世界だからこそ、理屈抜きで笑いあえる友人を大事にしてくださいね。(なんかいい話をしたかっただけ)

離・新しい道を創り出すためのなにがし

何度でも言いますが、コミュニティデビューにはLT(もしくはショートプレゼン)登壇が非常におすすめです。
「自分人見知りで……初対面の人と何話したらいいのか分からないし……」っていう人にこそむしろお勧めです。とりあえず懇親会で話に困ることが大幅に減ります。LTの話題振ってもらえるので。
(これを補足したかっただけ)

まとめ

興味を持った方、はじめてのIT勉強会では随時LT登壇者を募集しているみたいなのでれっつとらい。(宣伝しておく)

というわけで、若手のみなさんも、そうでないみなさんも、健闘と幸運を祈ります!パンツァーフォー!
(最後の最後で本性を出したガルパンおじさん(メス)*4の図)

*1:あと、仕事って人生のリソースのかなりの割合を占めるので、楽しくやれるに越したことはないと思っています。

*2:スクラムの世界では「ベロシティ」なんて言い方もしますね

*3:その分お賃金が多く貰えるとなおよしですね

*4:聞くところによると、「女性のガルパンファン」は「ガルパンおばさん」じゃなくて「ガルパンおじさん(メス)って言うらしいんですよ。

プログラミング言語はなぜ存在するのか(しかもあんなにたくさんの種類が)、という考察

久しぶりに真面目な記事を書いてみる。前の記事いつだ、え、去年の夏……

数年前に後輩のデザイナーちゃん*1に 「プログラミング言語って何であんなにいろいろあるんですか」という質問を受けたのをふと思い出し、今後の自分の説明用に整理してみようと思いました。

プログラミング言語とは何か

「コンピューターへの作業指示をするための言葉」です。

とりあえずバイリンガルとか複数公用語の都合を無視すると人間相手でも日本人には日本語、アメリカやイギリスの人には英語、ベトナムの人にはベトナム語で言わないと(大体の場合は)伝わらないと思いますが、それと同じ理屈でとりあえず今のところはコンピューターにもコンピューターの言葉で指示をしないと伝わらず*2、そのために使う文章の規則を「プログラミング言語」と呼んでいます。

…が、厳密に言うと実際にコンピューターが理解できるのは「機械語」と呼ばれる0と1の塊だけなんですね。 というわけで、世の中のプログラミング言語(のシステム)の多くは「人間でもちょっと頑張れば読める*3文法に従った作業指示手順」をなんらかの方法で機械語に翻訳することで成り立っています。機械語に翻訳する仕組みが「コンパイラ」や「インタプリタ」と呼ばれるものなのですが、まぁ話の本筋からずれるので今回は割愛。

なんでこんなに沢山のプログラミング言語があるのか

(1) 「言葉」である以上仕方ない

まぁ、人間の使う言語も初めから今の形を取っていたわけではない、と言うのは古典の授業を受けているとよく分かるところ*4だと思いますので、まずは同じようなことがプログラミング言語でも起こっていると理解していただければと思います。

実際、人間の使う言語も新しく増えたり作られたりしてますしね。人間にもそこそこ読みやすく、後はコンピューターに理解させられれば良い、と考えると人間向けの言語よりずっとシンプルなので、新しく生み出しやすいという側面もあると思います。

(2) 学問として(他の分野に比べて)まだ成熟した分野ではない

なんかもう学士しかとってない私が言うとものすごい怒られそうなんですけど。

何せコンピュータサイエンス自体が学問としては若い分野でまだ成立してから100年も経っておらず、何万年も前から始まっている数学なんかと比べたらまだ一瞬レベルの時間しか経っていないのです。ていうか数学史やばくないですか。

その数十年の間にどんどんハードウェアが進化し、(言い方はアレですが)コンピューター側に押し付けられることが増えてきたため、ひとつの流れとして「もっと人間が分かりやすい形にしようぜ」という動きが起きるのは人情というか何と言うか…

ちなみに、「プログラミング言語機械語に翻訳する」方法の議論は「言語処理系論」として授業が成立するくらいのボリュームがある分野なんですよね*5

(3) 特定の目的に特化した言語の存在

前2つを真面目に説明すると無駄に長くなると思っているので、普段はここだけ説明しちゃうかな。

科学技術計算に特化したFORTRAN、「Webサイトを作るのに便利な関数セット(意訳)」として開発されたPHP人工知能と親和性の高いと言われるProlog、「仮想マシン」という概念であらゆるデバイスで動作することを目指したJavaなど、さまざまな目的を持ってプログラミング言語が作られています*6

(4) 言語開発者の趣味意向

身も蓋もないですが、ネタ言語を抜きにしても実際あると思います。
半端な気持ちで作れるものではないんですけどね……

まとめ

雑にまとめてみたけれど、こんな感じであってるかなぁ。ガチ有識者のツッコミが怖い。

*1:当時の案件の後輩と言う話で私がデザインをしていたわけでは決してない

*2:無茶なネタ振りにも小粋なレスを返してくれると評判のSiriさんやGoogleアシスタントさんも直接言葉を理解しているというよりは、「○○して」っていう言葉を認識したらこの処理をする、みたいな指示がプログラミングされているはずです

*3:ものすごく頑張れば理論上機械語も読めるんですけどね…

*4:まー、古語と現代語の違いはどちらかというと同言語のバージョン違いに近い

*5:実際授業を受けて単位も取りましたが、私がそれを正しく理解できたかどうかは聞かないであげてください…

*6:まぁJavaに関しては文法というよりそのシステムが、という感じはしますが

はらぺこエンジニアのまったりごはん(2) 土鍋でご飯を炊く

がんもと小松菜の煮物を作ったらすごく気に入ったけど、出汁が熱くて舌を火傷したあのぶるです。

炊飯器はあるんですが、常に使える場所に置いとくのが面倒とか諸々の理由で、基本鍋でご飯を炊いています。
一度に5合も炊けるし、水吸わせる時間要らないし圧力鍋サイコー!って思ってたんですけども、唯一の欠点が(おこげを通り越して)底が焦げやすいこと… まー私の炊き方の問題もあるかもですが。

そんなわけで少し前から土鍋でご飯を炊くことに挑戦していたのですが、これがなかなか難しい… すがる思いで参考にしたレシピがこちら。 cookpad.com

そしてこのレシピ内の

急いで炊くときでも、5分は浸水しましょう。炊き上がりが違ってきます。

を、
「あれ、土鍋で炊くときも水吸わせる時間なくても最悪大丈夫なんだ、5分なら段取り次第で普通に確保できんじゃね」 という超解釈でとらえた私。 急に気楽になったので、以前から懸案だった水加減を細かく調整して何度か炊いてみることに。

残念ながらいま在庫のある米が結構古いものだったせいなのか、 もしくは単純に使っている土鍋の問題なのかはわかりませんが、このレシピの分量よりもうちょっと水を増やしてみたら丁度いい塩梅になりました。

土鍋で炊くときは水加減を調整しながら何回か炊いてみるのがよいようです。 たぶん基本中の基本とは思うけど。 水加減を調整するときは1:1の水の量から始めてみて、少しずつ増やしてみるのが良さそうです。
炊いてみてあんまり固かったら雑炊にでもするべし。

無印良品の炊飯用土鍋がちょっと気になっているのですがどうなんでしょうね。 一人暮らしであんまり鍋増やしても仕方ないんですが……

はらぺこエンジニアのまったりごはん(1) 常夜鍋

あまりにもこのブログのアウトプットがないので、何でもいいから書き出してみようシリーズ。
某先輩の天啓でもある。
あと、Markdownにも慣れたい。

そのうち「ガルパンはいいぞ」とか書き始めても優しく見守ってくださいませ…

常夜鍋を食べよう

ちゃんとしたレシピはこちら。
きょうの料理のレシピおすすめ、初心者にはビギナーズのレシピが特におすすめ。

www.kyounoryouri.jp

だいたいこの通りなんだけど、

  • お餅がなくて油揚げを油抜きしてそのまま放り込む
  • がんもどきが食べたくなってついでに投入
  • ほうれん草とチンゲン菜を混ぜる
  • 台所で余ってた長ネギも入れる
  • 賞味期限切れ間近の笹かま投入
  • 豚ロースじゃなくて豚コマ

なんて感じで、結構自由に作ってる。野菜が多くなるのがいい感じ。

あと、他のところで読んだけどお酒は美味しいやつ使うのがいいそうです。

大根おろしはいっぱい用意するとおいしい。でも、家にあったのが先っぽだったのでやたら辛かった…失敗

灯油の入手経路まとめ(車を持っていない人向け)

寒いですね。
仙台は最近容赦なく寒くて、かつ今の自宅はエアコンで家の中全部を暖めるのが難しいので、エアコンから遠い寝室側ではもっぱら石油ファンヒーターを使っています。

昨年夏に引っ越しをしたのですが、新しい地域に来ると灯油の入手経路は割と毎回悩むのでメモ。(とは言え次回予定があるのかは微妙なところなのですが。)
他のモノと違って、「公共交通機関を使って運ぶ」という手段が取れないのが難儀ですね。 禁止されてるので(つーか危ないので)絶対やっちゃダメですよ!

まぁ、ぶっちゃけシーズン前に近所の人に「どこで灯油買ってます?」って聞くのがきっと一番早いです。 近所付き合いが希薄な一人暮らしの現代っ子に送る。車持ってる人はガソスタ探せばOKですよね!(にっこり)
自分で買いに行くなら坂道無しで徒歩10分のところが限界かなと思う。行きはいいんです、帰りがね。

徒歩圏のホームセンター or ガソリンスタンド

あんまり説明することないかな…たぶん価格は最安値。配達してくれるならいうことなし。24hのガソリンスタンドが近所にあると心強いですね。 セルフのガソリンスタンドは手順間違えるとちょっと恥ずかしい。

大手業者の宅配サービス

カメイとか生協とか。エリア内なら引っ越しても心配ないってのがいいですね。

街の燃料屋さん・米屋さん

「燃料店」と明記してあるところは言わずもがなですが、歴史的経緯で昔ながらのお米屋さんは灯油を扱っていることが多いみたいです。
米屋さんの場合、表に「灯油扱ってます」って書いてなくても実は売ってたりするので、ダメもとでにお店の人に聞いてみましょう。

インターネットで見つけるのが若干困難ですが、配達OKのお店なら「電話したら30分くらいで来てくれる」等とフットワーク軽く対応をして貰えたりするのも心強い。 暖かいうちに近所を散歩して見つけておきましょう。(と、寒くなってから言う)

おまけ・台車があると便利

徒歩で灯油を買いに行くとき、台車があるとよいです。腕力に自信がない人は特に。
この台車、扱いが若干じゃじゃ馬感あるんですがかなりコンパクトに折り畳めるし50kgまで積めるので結構安心感があります。
商品写真を見ると分かるかと思いますが、あんまり台車感が無くて載せる荷物によってはカートっぽくも見えるので、灯油以外に手で持つのにはちょっとしんどい荷物を運ぶのにもよいのではないでしょうか。私はこれでホームセンターで買ったスチールラックを電車で運んだことがあります……

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意識の低いソフトウェアエンジニアがマインドマップTLIの資格を取った件(後編)

前編はこちらから。

blog.innotamago.com

「なげぇよ」とお嘆きの方、実際書いている本人も長いと思っているので、お急ぎの場合は下のほうの赤字の部分だけご覧ください。
知っていただきたい内容としては実際そこだけで、あとは読み物として楽しんでいただければと思っています(;´∀`)

勢い半分で自分もTLIに

そんなわけで仙台マインドマップ普及会の運営スタッフとして多少雑用にコミットするようになり、ワークショップでもデモとしてそこそこ人前でマインドマップを描くようになって、マインドマップを広める側の人間として首を突っ込むとそれなりに気になり始めるのがTLI養成講座の受講。
現状、脳科学などの予備知識がない状態からマインドマップの「なぜ?」に対して科学的に*1深く切り込むにはおそらくTLI養成講座を受講するのが一番手っ取り早いのではないでしょうか、少なくとも私は初めそんな気持ちから興味を持ったように思います。それから何より当時の普及会はTLIが1人しかいないので、SPOFにもほどがある。そんな背景と三十路を目前にした何かに焦る気持ちと どこからかの煽り が背中を押したのでした。*2
でもね、受講料がね、お安くないんです決して。なんやかんや工面して申し込んだんですが。勢いがないと申し込めないよこんなの。

ただ、こんなことを考えている割に正直申し込みのタイミングでは自分で教える気はあまりなかったんです。(近田先生本当にごめんなさい)
ぶっちゃけてしまうとこれを書いている今も自信はないです。人にものを教えていた経験もほぼないし。大学時代の演習アシスタントくらいなもんです。

そんな感じで「本当に自分なんかが受講して、TLIを名乗ってもいいのだろうか」という不安に起因する自分の場違い感を拭えないまま、恐る恐る参加した養成講座では面白い経験がたくさんできました。そしてやっぱり研修講師の方とか、家庭教師の方とか、もともと教える立場の人が多かった……
あとまさか最終日のプレゼンで漫才することになるとは思いませんでした、でもプレゼンの準備も発表もすごく楽しかったです。それから職場とか次の週に録音控えてたアンサンブルのメンバーとか、関係各所の皆様大変ありがとうございましたというかすみませんでした、その直前に実家マターでいろいろあったとは言え、4日間を確保するのがこんなに大変とは……

というわけで、2015年の初冬、とうとう(?)TLIの証書を手にしました。

「挫折経験のあるTLI」として、自分に出来ること

なんだか大きく出ましたが、「優れたプレーヤーが優れた監督になるとは限らない」みたいな文脈で「描けなかった経験を持っていること」に意味があるのなら、世の中に1人くらいこんなTLIが居てもいいのかもしれない、と今は思っています。

そして マインドマップが正しく一般に浸透しているとはお世辞にも言えない*3今の状況を考えると、TLIの養成講座を受けたからこそ余計に思うのがこれ。

「もしマインドマップを使ってみようと思うなら、一度はちゃんとしたTLIに教わってほしい、私にじゃなくていい、あといきなり何万もするような講座じゃなくていいから」

あ、もちろん仙台マインドマップ普及会のワークショップに来てくれたらとってもうれしいです!もう何度でもリンク張るよ!
マインドマップそのものや教わったインストラクターが自分に合うか、という意味も含めて各個人にとっての「当たり外れ」があるのは間違いないと思いますが、「マインドマップ」というモノを教えるバックグラウンドとして持っている知識の量と質が絶対に違うはずです。半分くらい上司の受け売りだけどね!

ツールとしてうまく馴染めばとてもよいものだと思っているので、自分みたいに「たまたま近くにちゃんと描ける人が居たから使いこなせるようになった」っていう機会を増やすのも普及会のミッションのひとつだと思っています。マインドマップは「意識高い(系の)人のための特別なもの」なんかじゃないんです。皆様もれっつとらい。コツをつかむと結構楽しいですよ。

「で、結局マインドマップの何がそんなにいいの?」っていうお話はまたの機会にでもまとめたいと思います。どっとはらい

*1:そうそう、マインドマップのあの形はちゃんと科学的な裏付けがあるのです。脳科学とか。

*2:茶化していますが背中を押してもらうって大事だと思うんです、本当にありがたいと思っています。

*3:意識高い人たちだけじゃなく、自分のごくプライベートな知人がみんな当たり前に知っているか?という観点で

意識の低いソフトウェアエンジニアがマインドマップTLIの資格を取った件(前編)

序:TLIってなんですか

そもそもマインドマップってなに?っていう方はこちらをどうぞ
マインドマップ(R)とは?

正確には「ThinkBuzan Licensed Instructor」、私が取得したのはマインドマップのもの*1なので「ThinkBuzan Licensed Instructor in Mind Mapping」という資格です*2。単純に「(マインドマップの)公認インストラクター」という言い方もします。

出来ることをざっくり説明すると

  • マインドマップを自分で使いたい人のための講座を公式に開講できる
  • さらに指定されたカリキュラムを満たした講座の場合、受講者に対して対応する修了証を発行することができる

といった感じ。

そう、マインドマップって本来教えるのに資格が必要なんですよ。言ってみればマインドマップ版の教員免許みたいなもんです。
ぶっちゃけごく客観的にいうと起こったこと自体は「TLI養成講座を受講して資格取った」だけ(まぁ実際まだ教えてないし)なんですが、ここに至るまでが私にとって結構な事件だったんです、というのが今回のお話です。

2016/1/9 追記:

「なげぇよ」とお嘆きの方、実際書いている本人も長いと思っているので、お急ぎの場合は後編下のほうの赤字の部分だけご覧ください。
知っていただきたい内容としては実際そこだけで、あとは読み物として楽しんでいただければばと思っています(;´∀`)

blog.innotamago.com

マインドマップ描けなかったんです、私

自分ではそんなに特殊なエピソードだと思っていない(でも聞いたところTLIとしてはかなり珍しいらしい)んですが、私、マインドマップに一度挫折したことがあります。

仕事でひどいミスをしてそのふりかえりと改善案を考えないといけなくて、そのときなんでかわからないけどマインドマップを使ってみようと思い立ったんです。そして正しい描き方もろくに調べないままぼろぼろ泣きながら描いてみたんです。
でも、描き方云々以前の問題として全然描き進められなかったんです。今思うと状況としては当たり前*3なんです、が、当時はそんなこと分かるはずもなく、そのまま「自分には無理なんだ」と思ってしまう訳です。
描き始めてから挫折するまで、時間にして3分。

あと「何この意識高い系っぽいやつ」って思ってました、本当に。私の本質は意識の低いエンジニアなんです。
今でも「ライフハック」とかキラキラした感じのは苦手だし、「意識高い系」って言われると本気で凹みます。*4

マインドマップとの「再会」と普及会運営―もはや巻き込み事故

この辺の話題になると登場人物としてうちの上司がしょっちゅう出てくるのですが、私のマインドマップとの出会いを語る上で絶対に外せないのでしょうがない。

仕事で某Webサービスの運用を担当していたある時、上司が「TLI養成講座を受講するから土日を挟んで3営業日ほど休暇を取るよ(都合5日間の不在、しかもうち4日は日中ほぼ連絡が取れない!)」というので、仕方なく留守番をしていたら次から次へとトラブルが発生。連日泣きながら対応した、ということがありました。*5

休暇明けの上司とその件のふりかえりをしたとき、カウンセリング的にマインドマップを描いてもらっていたのですが、それを見たらなんだかすごい納得感。

  • 自分が発信したことだから、何が言いたいのかは全部わかっている
  • 取り留めなく話したことがわかりやすくまとまっている(少なくとも私にはそう映った)

⇒「こうやって描けばいい」っていうお手本を見せてもらった状態になった
「自分の話したことがマインドマップになった」っていうのがたぶんすごく大きかったんだと思っています。

ここで好奇心に火が点き「もう一度描いてみようかな?」となる私。(TLIになったのをいいことに仕事でガンガン使ってくるだろう、という下心?があったのは秘密)
自宅に何故かあった公式本を片手に、載っていたワークを順にやってみたら「なんかできそう!」となり、調子に乗って初めて仕事で使ってみたのが議事録。ミーティング終了とほぼ同時に完成して自分でもちょっとびっくりしたのを今でも覚えています。*6

ちなみにその時読んでいた公式本はこれ。(翻訳をされている近田さんがTLI養成講座の講師だったので、最終日にこの本を持って行ってサインしていただきました!)

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そんなこんなで職場で添削を受けつつ少し描けるようになった頃の、件の上司との会話。(抜粋&脚色あり)

上司「マインドマップの普及会を立ち上げたんだけど」
あのぶる「はい、Facebookでいいね!しましたよ」
上司「うん、企画運営よろしく」←既に依頼とか言う次元じゃない
あのぶる「……えっ?」

この時は学生時代の接客業バイト経験とここ数年続けていたITコミュニティのスタッフ経験に心から感謝したものです。

……え、「タイトルが『(前略)マインドマップTLIの資格を取った件』なのにまだ上司しかTLIになってないじゃん」?
すみません、ちょっと長いので後編に続きます(っ;_ _)っ

後編はこちらからどうぞ!

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*1:他にスピードリーディング、メモリーの2分野がある、とは言え単にTLIというとマインドマップのTLIを指していることが多い※体感値

*2:ThinkBuzanはマインドマップの権利管理とかマインドマップを描くソフトを出したりしているイギリスの会社。

*3:なんで当たり前なのか知りたい人はTLIの開く講座を受講してみよう!

*4:大変どうでもいいですが「忙」の字を見て「心を亡くす」とか意識の高いこと言われると「そもそも『忙』の『亡』は『落ち着かない』という意味でもともとは違う字が当てられていてだね」とか聞きかじった知識で反論を始める位には面倒な人です。

*5:「泣きながら対応」は比喩だけど、上司の休暇明けに本当に泣いたくらいには酷い状況だった

*6:直後、上司が無言で「それ見せて」と手を伸ばし、マインドマップとしてのチェックを受けたのは言うまでもなく……