イノたまごラボ・あのぶる の「こんなの作ったよ!」

「イノたまごラボ」はひとり同人サークルのようなものです。今のところ同人誌は作っていませんが、ソフトウェアからイベントまで、心惹かれたものを細々と。

「ガルパンが帰ってきた!」―ガルパン最終章第1話ネタバレ上等感想

突然ですが、というかこの間の記事とかTwitterとか見ててお気づきの方も多いかと思いますが、私はガルパンおじさん(メス)です。

どうにか万障繰り合わせて、ガルパンの新作である最終章第1話を9日の封切り日朝一番の回で観ました。(最速上映観たかったなぁ)
土曜午後と日曜にぎっちり予定が入ってたので、ブログの投稿がこんなタイミングに。

ガールズ&パンツァー最終章 公式サイト

いろんな人が言ってますが、とにかく「ガルパンが帰ってきた!」っていう感じで、終始楽しかったです。やっぱり新作が出たタイミングでリアルタイムで見るのはいいですね。お祭りっぽくて。
ただ、終わり方が終わり方だったのもあって、47分にしては盛りだくさんだったのは間違いないけど、ちょっと物足りないかも…w 終わったときに「えーもっと観たいー」っていう感じだったので。

以下、ネタバレ上等の感想&鑑賞メモとなりますので、まだ未見の方は戦術的退却(by桃ちゃん@TVシリーズ12話)を強くお勧めします。 ちなみにリアル知人友人の皆様で鑑賞済みの方は是非ご一報ください。語り合いたいです。

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場面とかの区切りは記憶とパンフと他の人のネタバレ感想をもとになんとなく構成しています。間違ってたらごめんなさい。許して。

アバン

最初、特に音声もなく IV号のあんこうマークだけがしばらく長写しされるので、上映事故かと思いましたw いきなり試合の途中から始まるのはTVシリーズ1話のアバンを思い出しますね。
(12/14追記: そういや劇場版の冒頭も試合途中からだった)

次第にアズミさんの母校であるBC自由学園との試合中で、なんだか大洗女子がピンチで、秋山殿が何かそのピンチのトリガーになっている(と少なくとも本人は思っている)のがなんとなく分かってくるのですが、その試合を見守るアズミさんが私服じゃなくて試合用のジャケット着てたのが気になりました。後輩の試合観に行くだけなら私服でいいよね、って思ってたら、ネタバレ感想で「あくまで『無限軌道杯』であって、参加チームが高校生だけとは(今のところ)どこにも書いてない」って言ってた人がいました。もしかしてこの後大学選抜が試合出たりとかするんですかねぇ。公式情報として「名前のあるキャラは全員出てくる」っていう話もあるので、楽しみ。

あとダー様はチャーチルの操縦手の子をいい加減お茶仲間に入れてあげてください><

OP

OP超よかったです。ちょっとうるっときました。公開からしばらくしたらあれだけでも配信してくれないかな。なんか次でBC自由やサメさん出てきたりとか3話までの間でマイナーチェンジしそうだけど、BD出るまで比較が難しいのが残念。

そど子とか動きが超生き生きしてて良かった。多分初めてそど子かわいいって思った

お姉ちゃんとエリカさん以外の黒森峰メンバーOPデビューおめでとー、知波単は福ちゃんが先輩を差し置いてフィーチャーされてて笑った。あと、歌詞合わせの「涙」担当はやっぱり桃ちゃんだった、でも思ったよりギャグっぽかったwww

ただ、ひとつ難?を言うなら「詞を作るにあたりシナリオをもらった」という話と現状の内容(=桃ちゃんの戦車道推薦のために大会がんばろー)を比べてみると、いささか曲が壮大すぎる気がするので、なんか展開にもう一捻り来るんじゃなかろうか、というか、ネタバレ感想を見ると桃ちゃんの受験対策で6話全部使うと思ってない訓練されたファンが多いこと多いこと。

Grand symphonyの王道バトルものアニソン感はどっちかと言うと劇場版の大学選抜戦の方が合いそうだし、3話あたりエンディング付近でなんか超展開が起こってえんたーえんたーみっしょんの代わりにこっち流れそうだなとすら思う。

それから「youth」とか、「glide&ride」とか、なんとなく過去の主題歌を意識したようにも見えるキーワードがちょいちょい入ってるのが素敵。

あんこう音頭の女」だけじゃないぞ、という、佐咲さんの本気を見た気がする。

今回の「負けられない」理由について

柚子ちゃん→元会長の「あんず」呼びにびっくりした人は多かった模様、私もびっくりした。やっぱり会長になる前は対等な友達だったんだなぁっていうのが感じられる表現でした。らぶらぶ8巻「五十鈴生徒会です!」の最後のやり取り、もしかしたら本編世界でもしてるかもね、という気持ちになった。

それにしても今回の「負けられない理由」が酷いwあと戦車探索中に入ってくるウサギさんの煽りも酷いw そしてまさかの半分正解ですよ!

桃ちゃんの成績不振起因なのは合ってるのと、作中でも事実に尾ひれがついた形で留年(=卒業できない)について言及はされたので、半分正解。

しかしまぁ出て来た大学名がことごとくひどいのばっかりだったので、現状大学舞台は考えてないんだろうなぁ。

そういえばまとめとか見てたら「誰が桃ちゃんを馬鹿キャラにした」と憤っている方がいたのですが、桃ちゃんの成績が芳しくないのはTVシリーズのドラマCDの頃からある設定なんですよね。むしろ前からある設定だから予想が出来たわけで。別に今回のために馬鹿キャラにした訳ではないのだ!(ガルパン世界の中でもウサギさんチームに突っ込まれる程度には有名だったらしい)

船底での戦車探し

それから地味だけど「そど子=元風紀委員長」が本編で確定きましたー。ドラマCDでは言及あったのかしら。

そしてなんか荒唐無稽なように見えて癖になりそうな船底調査、ノンアルコールハバネロラムってwww 華さん、超かっこよかったけど有刺鉄線を花鋏で切って大丈夫なの…
そど子がつかまってからの本気モード麻子さん視点の追走がガルパン的に新鮮だった、サメさんチームならラムちゃんが好きかなー。一応ガルパン劇中に出てくる高校生は*1どんな不良だろうとお酒は絶対に飲ませないレギュレーションだそうですが、なんかふわっふわしてるのw

というわけで最終章ロゴの花追加1つ回収した感、この後の流れで大洗の戦車もう1輌増えるかな?もしかしてロゴの花って卒業や合格を意味するところの桜の象徴(って言うのかこの場合)だったりするのかな。

船底の荒れてるあたりに差し掛かったところでみぽりんの目が一瞬輝いた、とかいう話があったけどマジかしら、次観る時に確認しなきゃなぁ。

例の謎のキャラクターの帽子の羽とパイプについてはパンフにちょっとした説明が書いてあるので、ぜひ見てください。やっぱりガルパンに出てくる子はみんなどこかでいい子だなー。
あ、パンフのページの40%くらいは広告なんですが、大洗町商工会の方たちが広告入れてたのはなんかほっこりしました、地元の高校の定期演奏会に広告出すみたいなあったかさがあった。

無限軌道杯の抽選会

そういえば無限軌道杯が41回で今回久々の開催、みぽりん達大洗女子が優勝した高校戦車道大会が63回、大洗女子の戦車道チームがなかった期間が(約?)20年、同じ年に始まった訳じゃないとは思うけど、総集編にわざわざ「第63回~」とかつけてたし、なんか意味あったりするのかなぁ。

他校事情

お姉ちゃん、ダー様、カッちゃんがそれぞれ本場に留学する件、おケイさんは附属高校なので、そのままエスカレーター進学かしら。アリサはもうタカシに振り向いて欲しいキャラが定着した模様。アキちゃんの「みんなに会いたい」が可愛かった、継続新キャラ(現状はまだモブ)完全に見落としたなぁ。

エリカさん隊長ってことは副隊長誰だろね、赤星さんかな?次の隊長育てるために新キャラ1年生かな?
しかしお姉ちゃんチョイ役だったけど尊い…日本に居ないってことは、対ママンでみぽりんの盾になってくれる人がいないってことだよね、エリカさん隊長以外にその辺でなんかあるかな? あと知波単の制服(確か抽選会で着てた、試合用とは違う方)はなんか学ランぽかったような、ボツ案復活?

試合

カメさんの3人というか、桃ちゃんと次点で元会長がかなり丸くなっているのが印象的かも。 「桃ちゃんを立ててカメさんをフラッグ車にした」って言う表現とか、桃ちゃんの振る舞い(助言を受けつつちゃんと作戦立案したり、ピンチになってパニックに陥りつつもみぽりんの話を素直に聞く)とか、TVシリーズ初期からだいぶその辺の気持ちとかが変わったなぁと言う感じで感慨深い、TVシリーズアンツィオOVAの2回戦くらいまでは特に、チームには伏せつつも学校を守りたい気持ちから来るプレッシャーはあったんだろうなーっていう感じがする。

流石に大洗女子が名前売れすぎ&隊長車の乗員だし、素直に公開の練習試合観に行くとかじゃないともうゆかりんの潜入偵察は無理があるんじゃないかな、本人の趣味を兼ねている気がするけれど。
ただ、アズミさんも冒頭の「うちの母校は強いのよ」の後に「まとまればね」って付け加えているので、もしかしたら普段仲が悪いの自体は嘘じゃない可能性はあるかなーとか。

因幡の素兎作戦は命名いろいろうまいなーと思った、土台になるのがサメさんチームだし。 しかし、つくづくみぽりんは川との縁が悪いなーと思う今日この頃。

クラリネットをこわしちゃったの元ネタキター!なんかこの構図、TVシリーズでも見た気がするよ…?歌詞調べて玉葱大好きソングなことに拍子抜けした人もいるのではないでしょうかw

最後に

劇場版のPVと本編を見比べて予想はしていたけれど、相変わらずPVのミスリード激しすぎwww「PVでものすごく深刻そうに見えるシーン=本編を見るとわりとギャグ方面のシーン」の法則がある気がします。
それから相変わらず話としてはシンプル、その代わり小ネタの作り込みがやばい、早くBDで細部チェックしたいなー。まだ話の全貌はよく分からないけど、なんだかんだあってもきっと最後にはみんな笑顔で終わるんだろうなと思って続きを待っています。

関係者の皆様お疲れ様でした&第2話頑張ってください…

*1:大学選抜のミミミさんはドラマCDで酒飲んでる