英語とPHPの勉強を目的として、比較的最近正式に承認されたPSR-12の翻訳作業をしてみました。こちらからどうぞ。 github.com ある程度参考にはなると思いますが、何せ勉強目的でやったものですので厳密な解釈を必要とする場合は必ず原文をあたってください。誤訳の指摘は大歓迎です、どうかお手柔らかにお願いします。
ドキュメントの翻訳活動については新卒の頃から漠然とした憧れがあったのですが、今はようやく実際にまとまった形のものを出せたという気持ちでいっぱいです。
……というところで客観的に実のある(であろう)話はおしまいなのですが、せっかくなので翻訳の過程の話をぽつぽつとしようと思います。もしかしたらドキュメントの翻訳作業をやってみたい方には役に立つかもしれません。よろしければどうぞ。
思い立って作業を始めてから、とりあえず頭から順に作業を進めようとするのですが、いきなり序文で躓いてしまいました。
自分の勉強のためにPSR-12の翻訳をし始めてるんだけど、序文の訳が一番厄介なことに気付き放り投げる前に別のところに手をだすことにした。
— あのぶる+(はらぺこエンジニア㌠) (@thatblue_plus) October 6, 2019
これに関してはマジで放り投げてしまいそうな勢いで悩んでしまったので、その前に序文が一番難しいことに気付けてほんとよかったです。
コーディング規約本体の方は序文ほど難しい文はなかったというか、実際にコードが例示されているので理解しやすかったです。
あとは「これは一般的な表現なのか、PHPの公式ドキュメントで専用の訳語が用意されているのか」と言った感じでPHP公式ドキュメントと行ったり来たりする時間が意外と多かったなと言った感じでした。
最後に回した序文はさすがに「コードを読んで類推する」という手が使えないため、本当に1語ずつスペースアルクとLingueeをひたすら行ったり来たりして*1書き進めた感じです。あと全体的なニュアンスを確認するためのGoogle翻訳。しかしGoogle翻訳の精度ってここ10年で本当に上がりましたよね、たぶん例文データの量の問題なんだと思うんですが、2008年頃だとこんな感じだったので、本当に隔世の感があります。
最終的な成果物はGitHubに上げたのですが、実際の作業は個人的に契約しているesaを使って進めていました。どこでも気軽に作業できてよかったです。
余談ですがブログの下書きからテレビでやってたおいしそうな料理のレシピまで、最近はスケジュールとタスクリスト以外の個人的なメモはわりと何でもesaに突っ込んでます。使い勝手に加えてトリのロゴもとても可愛いのでお勧めです。私は昨年のRubyKaigiで知ってハートを撃ち抜かれました。
今後もacceptedになっているPSRを中心にちまちまとやっていこうと思います。順番的にはPSR-12からも引用されているPSR-1をやりたいところなんですが、これについては既にインフィニットループさんの素敵訳があるので読みたい方はそちらをお勧めしておきます😉
*1:もちろん全体的にやっていたのですが、序文は特に顕著でした