イノたまごラボ・あのぶる の「こんなの作ったよ!」

「イノたまごラボ」はひとり同人サークルのようなものです。今のところ同人誌は作っていませんが、ソフトウェアからイベントまで、心惹かれたものを細々と。

ALFEEさんのライブを観てきた

時々ベストアルバムを聴くことがあるので「一度行ってみたいなー」と言っていたら恐れ多くも筋金入りのファンである渋谷姐さんからお誘いいただいたので、31日*1仙台サンプラザ公演に行ってきました。(地味に忙しい時期だったんですが、必要な業務を片付けた前提とは言え「楽しんでおいで!」と快く送り出してくれた職場のチームに感謝します)

www.alfee.com

アルバムツアーに行ったことあるのがスピッツさんとPerfumeさんくらいなのでカルチャーショックを感じるのがそことの比較ということで色々ご容赦ください。
余談ですが今まで一番体力的にハードだったのは断トツでPerfumeさんでした。あのお姉さま方のライブわりと冗談抜きで全身運動です。

私が「事前物販行きたい」と言ったため開場時間の少し前くらいに仕事を上がらせてもらって物販行って近くでラーメンライブやってたのでそこで調子に乗って2杯食べたら意外とギリギリの時間になり姐さんを焦らせてしまったりなどしていました。ほんとごめんなさい。
どうでもいいんですが生ハムは熱々のラーメンスープと一緒にしてしまうと「生」要素が完全に潰れ、しょっぱくて旨味の強いただのハムになることを実感しました。

開演待ちでちょっと驚いたのが物販にタオマフあるのにだれも首にかけてなかったこと。
どう見ても首にかけてくださいって言わんばかりの見た目をしていて、なおかつ会場限定のデザインなのに、いつかけるの?今でしょ……?というカルチャーショック。何なら開演前のお手洗いついでに物販で買ったTシャツ着替えるまで想定してたんですけど、そういう文化圏ではないそうです。
諸々の都合で購入は見送ったのですがツアーグッズのジャージがなかなか格好良かったです。でも台風の影響で月ナカから月末に移って当初の想定より若干財布の紐が緩んでおり思わずツアートラックのミニカーを買ってしまいました。部屋に飾ってあります。

私含め一般人にとってALFEEさんと言えばどう考えてもハードなロックしかやってなさそうな、人もギターもド派手なビジュアルの高見沢さん(とどう見ても音楽性の一致してなさそうな素敵なおじさま2名)のイメージが強いのですが、最初のデビュー当時はアイドルフォークバンド扱いだったそうですよ。一般人にとって驚くポイントは「アイドル」ではなく「フォーク」だと思っています。
ALFEEさんは3人とも歌えるのでリードボーカルは曲によって変わり、そして全員がリードを取れるレベルの高さゆえの安定したコーラスが魅力のひとつ。バックの音が少なくて声がよく通る状態で聞くとほんとしびれます。

というわけでここから本編の内容に言及するのでこれからライブ行く方はご注意ください。

f:id:thatblue:20191104224324j:plain
当日もらった記念チケット

オープニングはアルバムのタイトル曲で、アルバムでも1曲目で異様にイントロも長いしでCDを聞きながら幕が開くタイミングを何となく想像してたら銀テープが飛ばなかった以外は歓声まで完璧に一致しました。
ライブ中はいわゆるPPPHのH抜きのリズムで手拍子したりとか、リズムが細かいところで拳を細かく振ったりとか、個人的に初体験の振りもあったりですが3F席だったのが今回は幸いして最前集団の動きをチラチラ見ながら乗っかってました。予想とは違ってアンコールで飛んだ銀テープは3F席にも飛んできたけど届きそうで届かなかった。
あとたぶんライブ定番なんだろうなーと思われる星空のディスタンス*2の振りだけが異様に細かく決まっていて、迷いなく動く最前集団本当にヤベェと思いました(褒めてる)。知ってる曲なのに微妙に付いていけなかったぞ。
逆にステージから「乗れるもんなら乗ってみろってことで(意訳)」と煽られた進化論 Bは元合唱部の謎の対抗意識で完全に乗ってやりました。慣れ親しんでいる曲なら変拍子でも(リズムには)乗れるのだよ。何ならもっと変な拍子の曲歌ったことあるし。

後日ファン有志の方が公開しているらしいセットリストを確認したところ、当日やった21曲中ツアータイトルになっているアルバムから8曲、30周年のベスト盤収録曲で4曲。+1曲知っている曲があったので知らなかった曲が8曲。Perfumeさん*3スピッツさん*4と比較して考えると活動期間の長さは割と入門者の予習難易度に直結するなーとほんと思いました。他のアーティストでもそうだけどライブ定番曲をまとめたアルバムほしいぞ。アルバムが面倒ならYouTubeの公式チャンネルでプレイリスト作ってくれてもいいんですよ。スピッツさんもライブ定番曲にシングルほとんどないからわりと必要な方だと思うぞ。
ALFEEさんに限らず知らなかった曲があると何が悔しいって、曲を知る方向に意識が持っていかれてしまって乗るに乗れないんですよね、せっかくライブに来てるのにそれが残念で。

曲全体の傾向としてはアルバムタイトルに因んでアルバム外からも宇宙を連想させる曲がちょいちょい入ってた*5のと、45周年の節目イヤーということもあってか昔を振り返るようなメタ(?)な視点の入った曲の印象を強く感じました。
MCでも言ってたけどあと5年で50周年ってほんとすごいですねぇ、70歳でこのペースのライブを続けるのは本当に並大抵の努力ではなかなか実現できないと思うんですがぜひ3人とも元気で迎えてほしいところです。

あとアンコールの曲数が全体の3分の1近くあるので思わず「もしかして本編ってアンコールのための準備体操です?」って聞いてしまいました。
しかも(事前にその存在を聞いてはいたんですが)アンコール冒頭で物販宣伝のコント始めるんですよ。きっとギャップ萌えの一種を体験できます。

終演後はファンが三本締めをして万歳三唱するのがお決まりの流れなんだそうです。
あ「これ先週の即位礼正殿の儀で見た気がする」渋「関係ないってばw」

お誘いいただきありがとうございました。楽しかったです。また機会があればぜひ。

*1:元の日程は12日

*2:通称星ディス

*3:参加したときはアルバム収録外は確か3~4曲

*4:アルバム曲とそれ以外で大体半々

*5:シングルリリース当時からBrave Loveが大好きだったので生で聴けてメチャ嬉しかった!