イノたまごラボ・あのぶる の「こんなの作ったよ!」

「イノたまごラボ」はひとり同人サークルのようなものです。今のところ同人誌は作っていませんが、ソフトウェアからイベントまで、心惹かれたものを細々と。

(餅以外は)こだわらないホームベーカリー考察

子供の頃に家で買ったホームベーカリーがあったのですが、なんだか色々手間で、結局使わなくなってしまった過去があったのですが、いつだかどなたかのブログで「ホームベーカリーいいよ!」っていう記事を見て半信半疑だったのですが、実際わりとよかったのでちょっとまとめようと思いました。

今回のきっかけは「つきたての餅を手軽に食べたい!」だったのですが、初売りで安さにつられて買った5000円くらいの機種が(餅つき用途としては)絶望的にアウトだったので、今は普通にパンを焼いています、という話です。

f:id:thatblue:20180503232217j:plain ※写真はイメージです

機種選びに関する考察

音の大きさに関してはほとんど気にしてないので言及なしです、すみません…

ホームベーカリー業界における大手は「パナソニック」「タイガー」「象印」あたりのようです。あとは「ツインバード」「シロカ」あたりのメーカーをよく見かける感じですかね。
どうやらパナソニックが最大手で、対応レシピも一番よく出てくるようです。

多分単純に「焼きたての食パンを食べたい」っていうだけならこれ以外のメーカーや小売店のPBも含め特に大差ない気がします。
価格で差が出るのが「ドライイーストや具の投入手間」と「オプション機能とパン以外のメニュークオリティ」かなぁと思っています。安い機種はドライイーストの自動投入機能が付いてないので、結構注意して材料を入れる必要があります。 あと、入れられる具の上限も大手のほうが多いです。やっぱりパナソニックがすごい。

これは個人的な恨み言なのですが、特に餅を作りたいと思っている人は餅つき専用の羽が付いている機種にしましょう。少なくとも購入価格1万を切る安物機種の餅つき機能は「出来上がるけどあんまり美味しくない」とかいうレベルじゃなく、わりと本気で「出来上がらない」です。これだけのせいで隙あらば別機種を購入検討しているくらい私は絶望しました。

というわけで、気になる機種があれば取扱説明書を眺めてみるとよいです(ぶん投げ)。 個人的な見解では「何もかも分からないならパナソニック買っておけば間違いないんじゃない?」っていう印象。楽しくなってくるといろいろアレンジしたくなってくるし。標準レシピもシンプルで計量楽だし。

食パンをなるべく楽に焼くための考察

基本の食パンを焼くためには「水」「砂糖」「塩」「スキムミルク」「ショートニング(油脂類)」「ドライイースト」「強力粉」が必要なんですが、このうちパンを焼くために特別に準備する必要があるのが「スキムミルク」「ショートニング」「ドライイースト」「強力粉」の4つかと思います。 まぁ強力粉とドライイーストは素直に買うしかないのですが、あとの2つは取扱説明書の解説を読むと、ある程度置き換えがきくことが分かります。スキムミルクは牛乳に置き換えることができます*1し、ショートニングはバターとかマーガリンでも大丈夫です。

最近のがそうなのか、昔からそうなのかわかりませんが、最近はかなり計量も楽になっています。
うちで使っている機種とパナソニックとタイガーで取説を読んだことがある機種は10g設定だったので、雪印の10gに切れてるバターを買えば計量なしでOK。本当は無塩バターがベストみたいですが、こだわらないならこれがとても楽ですよ。
で、ドライイーストスキムミルクも最近はホームベーカリー用の小分けパックが売っているので、それを買ってしまうととても楽になります。
ドライイーストは見た限り大体2.8〜3g(=多少誤差がありますが大体小さじ1扱い)だし、スキムミルクは規定量から3g前後くらい幅を持たせられるみたいなので、取説で標準量を確認しつつ、どちらも「小分け1袋」で済ませられるはずです。

ということで、食パンを焼くまでの計量作業が

  • 水を計量(計量カップでちゃちゃっと)
  • 砂糖と塩を計量(大さじ小さじ基準で計量できる)
  • スキムミルクドライイーストは小分け1袋持ってくる
  • バターを計量(10g規定なら切れてるバターを1個バラしてくる)
  • 強力粉を計量

っていう程度で済むので、慣れてくると炊飯器でご飯炊くのに近いノリでパンを焼けるようになります。実際私は計量らしい計量はバターと強力粉程度くらいしかやってないです。 マメな人は時間があるときに強力粉をまとめて計量しておいてもいいかもしれないですね。

あってよかった道具

キッチンスケール

実際一番面倒になるのって計量作業だと思うんですが、キッチンスケールがさくっと取り出せると心理的ハードルが一気に下がる気がします。

というわけで吊るして保管できるこのキッチンスケールがおすすめ。吊るしておけるの地味に重宝します。このタイプで0.1g精度のスケールがあると嬉しいんですがそんなのこんな雑に扱えないだろうなぁ。

タニタ デジタルクッキングスケール 1kg/1g ホワイト KD-187-WH

タニタ デジタルクッキングスケール 1kg/1g ホワイト KD-187-WH

パン切り包丁とスライサー

普通の包丁でパンを切るのは結構大変です。切れたとしてもいい感じの幅で切るのはやっぱり難易度高いです。
パン作りが定番化した頃に妹に誕生日プレゼントでパン切り包丁とパン切りガイドをリクエストしたのですが、とてもよかったです。

貝印 KAI パン切りガイド FP1000

貝印 KAI パン切りガイド FP1000

こういうやつ。「パン スライサー」で検索すると似たような商品がいろいろ出てくるみたいです。

というわけで、みなさまも楽しいパンライフを。

*1:その分水を減らす指示があるはずなので、買ったホームベーカリーの取扱説明書に従ってください