イノたまごラボ・あのぶる の「こんなの作ったよ!」

「イノたまごラボ」はひとり同人サークルのようなものです。今のところ同人誌は作っていませんが、ソフトウェアからイベントまで、心惹かれたものを細々と。

続・競技プログラミングへのお誘い~何だかんだで1年やりました

この記事はRails Girls Japan Advent Calendar 2023の1日目の記事です。

qiita.com

自己紹介

だいたい仙台でソフトウェアエンジニアをしている あのぶる と申します。 Rails Girls関連のロールとしては以下のようなものを持っています。

  • Sendai 1st、2ndのオーガナイザー
  • Sendai, More!の運営
  • Rails Girls Japanメンバー
  • Rails Girls Gathering Japan 2022スタッフ
  • Rails Girls 競プロ同好会の部長(?) ← New!

そのほかのRubyコミュニティ関連のロールとして、Sendai.rbのスタッフもしています。

今回は上記のロールにもある、私が部長(?)というか運営をやっているRails Girls競プロ同好会の話をしようと思います。

競プロ同好会、やってます

事の発端は昨年のGatheringのLTで競技プログラミングのお話をしたことです。

speakerdeck.com

本編後の懇親会での会話で、資料の最後の方にちらっと言及した「競プロ部」を実際に立ち上げましょうかという話になり、昨年の12月末から始まったのが競プロ同好会。何だかんだでそろそろ丸1年やったことになります。

基本的には月1回、最近はアルゴリズムやデータ構造などをひとつ取り上げ、それを使った問題を1~2問ほどモブプロ形式で解くというのをやっています。難易度としてはAtCoder Beginner Contestで言うところのC~簡単めのD問題くらいで、題意をどうコードに落とし込んでいくかを実体験で楽しんでもらう方針です。
次回(12/13)は一緒に説明されることも多いBFSとDFSについてやろうと思っているので、もしご興味があればRails Girls JapanのSlackの #kyopro チャンネルから詳しい情報をどうぞ🙌

また、毎週水曜日、私が元気のある日は過去のコンテストを本番に近い形で時間やペナルティを測りながら解いていく「バーチャル参加」の実況もやっています。これには周囲を巻き込めば私の「精進*1」もコンスタントに続くだろうという個人的な思惑も絡んでいます。
「解いている様子を見たい」というリクエスト頂いたときは正直「自分が解く様子を見て楽しんでもらえるのだろうか」と不安ではあった*2のですが、参加された方に話を聞いてみたら結構楽しんでいただけたみたいなので、こちらもご興味あればぜひ。こちらはRails Girls More!のDiscordで告知と実際の実況をやっています。

1年やってみての感想とか

前述のLTの資料のとおり、もともとは私の「競プロ友達作り」という個人的な欲をきっかけ*3に始まったものではあるものの、この活動を通してやろうとしていることはRails Girlsワークショップ本編の取り組みと同じであるつもりで、「自分にできるのかな」の壁を取りたいと思ってやっているものです。
それから単にコードを書き続けるって言っても何かテーマがないと大変だと思うのでそのアイディアの提供と、問題を解く過程を通して知的好奇心を刺激する場になったらうれしいな、という気持ちもあります。*4
この辺、いざ自分で内容を考えると塩梅が結構難しいなぁというのが正直な感想で、世界中で使われているRails Girlsガイドってやっぱりすごいんだなぁというのを改めて実感しています。

これからもより楽しい場を提供できるようにぼちぼちやっていこうと思うので、面白そうだなと思ったらぜひ遊びに来ていただけるとうれしいです。問題が解けたときの爽快感は気持ちいいですよ~

それでは、競プロ同好会の活動でもお会いできることを楽しみにしています🥰

*1:競プロ用語で「過去問や練習問題を解く」というわりと具体的な行為を指します

*2:実際、初回ではだいぶ口から不安が漏れて逆に心配させてしまいました、ごめんなさい

*3:後にこの活動以外の方向からもこの欲は達成されつつあります

*4:ついでにわりとちゃんと「競技」であるがために、面白くなってきて本気で取り組もうとなったときにある程度道案内が出来たらいいなという気持ちもあります。