イノたまごラボ・あのぶる の「こんなの作ったよ!」

「イノたまごラボ」はひとり同人サークルのようなものです。今のところ同人誌は作っていませんが、ソフトウェアからイベントまで、心惹かれたものを細々と。

ぺちコン仙台に行ってきた(前編:登壇してきた)

ブログを書くまでがぺちコン仙台です。でも前後編の前編です。

phpcon-sendai.net

というわけで、週末に開催された、仙台初のPHPカンファレンスに参加してきました。

セッション登壇してきました

なんと今回、激つよ登壇者がひしめく中、30分セッションの時間を頂いてしまいました。発表資料はこちらからどうぞー。

www.slideshare.net

終わった後にハッシュタグ追いかけてツイート見てたりしたのですが、聞いてくださった方に得たものがあったりしたようなのでまずはとても安心しました。

このトピックはわりと新人に近いころから悩んでいたもので、「この命名は良くない」ということは分かっていても、「じゃあどう直したらいいのか」ということをなかなか体系立てて知る機会ってなかったような気がしていて*1、過去の自分と同じようなことで悩んでいる人に届けばいいな、ということで、現時点での精一杯を纏めたものだったりします。

で、これがなぜ(少なくとも今の私には)さっくり説明できないのか、というのが懇親会で議論にお付き合いくださった方々のおかげで少し見えてきたので(ありがとうございます!)、これだから登壇者という立場は素晴らしいのです、今回悩んで応募を見送った方などいたら是非登壇してみましょう!

ひとつ後悔を申し上げるなら、「初級者〜中級者向け」と銘打っていたわりに初級者の方へのフォローが若干不足していたなぁというところ。
まずはもしまだであればぜひリーダブルコードをご一読のほど。

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

いろいろ改善して、もうちょっとまとまった形にできるようにしたいなぁって思います。

質問いただいた内容の補足とか

当日さくっとお答えできたらよかったのですが、せっかくなのでちょっと補足を。

codicはどうなの

質疑の時間に質問いただいた内容で、いまいち歯切れの悪い回答をしてしまった後、ご本人へは懇親会でお伝えできたのですが、こちらでも補足。

基本的にcodicは「日本語での適切な表現がある程度出来上がったもの」に対して「コードに起こすときにどう表現するか」をサポートするのがターゲットのツールな(んだと思っている)ので、今回トピックにしていた「作ろうとしているものをどのように表現するか」というのはその前段階にあたるため、その観点でcodicを頼るのは難しいのかなと。

あと、追加として、プログラムを書くときに使う単語って、3種類に分類ができると思っています。

  • いわゆる「日常会話レベル」の一般的な語彙
    • 日常会話って一番難しくないか、というのはとりあえず無視
  • IT系の用語
  • アプリケーションが関わる世界の業界用語
    • ゲーム、医療、法律、物流、などなど

で、codicでカバー可能なのはおそらく「一般的な語彙」と「IT系の用語」のあたり。
そんなわけで、現状はなるべく語彙と用例の多い辞書サービスと業界用語を調べられるようなツールは別途見つけておくのをお勧めします。

Google検索での用例探しについて

Twitterで多分こういう趣旨なんだろうな、というつぶやきを見かけたので、こちらもちょっと補足。

可能といえば可能なのですが、用例が適切なのかどうかの判断がちょっと難しいと感じるので、英語に慣れている人向けかなぁって思っています。
本当に適切な表現なのか、ノンネイティブの人がやりがちな間違いとして多く掛かってくるのか、悩むことがあるので私は辞書サービスでの用例検索を優先することにしています。一方で、registレベルの有名な間違いだと、検索した瞬間に指摘が引っかかることもあります🤣
……ただまぁ、新しい表現だとなかなか用例が載ってなかったりするのが悩ましいところですね。

結び

改めて、弊セッションを聴講してくださったみなさま、ありがとうございました!
後半は「当日スタッフやってきた」編です。

blog.innotamago.com

*1:教えたじゃん、っていう先輩がいたらごめんなさい……