イノたまごラボ・あのぶる の「こんなの作ったよ!」

「イノたまごラボ」はひとり同人サークルのようなものです。今のところ同人誌は作っていませんが、ソフトウェアからイベントまで、心惹かれたものを細々と。

嵐のライブ映画を観てきた

recordofmemories.jp

「映画館でライブ映像を観る」という体験に興味があったこともあり、母上の推し活に便乗する形で観てきました。
実際観てきてこれは感想を残さないともったいないなーと感じたので残しておきます。

母上はいわゆる「お茶の間ファン」というやつで、ライブに行ったことはないのですが活動休止発表の速報が流れたときは本当に悲しそうにしていたし、昨年末のThis is 嵐ライブも最後まで一緒に観ていました。年末に発売されるブルーレイも既に予約済みです。
まぁそんなわけで私も5人のメンバーカラーと大雑把な人となり、ライブの演出を担当しているのは松潤氏であること程度は把握しているくらいの知識量があります。あと大野さんの名言「お母さんいつも産んでくれてありがとう」も存じております。温度感は高くないのでおこがましいとは思いつつ5人の中で推し*1を選ぶなら大野さんです。お休み満喫してるといいなぁと思っています。

(以下、多分大した話はないのですが映画の内容に触れている箇所があるのでご注意ください) f:id:thatblue:20211204230940j:plain

映画の内容ですが、冒頭で前振りのための映像と開演前の様子がちらっとあった程度であとはずっとストイックにライブ映像でした。アンコールの2曲が音声だけ流れながら黒背景でエンドロールは「当日参加したお客さんのための時間」感を感じたので個人的に好きな演出です。
あとからパンフで知ったのですが、このライブ、タイトルのとおり5x20ツアーの映像ではあるもののツアーとしては番外扱いでこの撮影専用の回だったみたいです。てことでドローンを含む100台以上のカメラを使った気合いの入りすぎた映像以上にびっくりしたのが音響面。低音がかなりブーストされているのか実際の会場ほどではないにしろ臨場感が半端なかったです。アップテンポな曲の時は隣の部屋でライブやってるのかな?くらいの振動を終始感じていて、序盤は久々に鳥肌が止まらなかったです。これは楽しい。そしてこんなこと(映画化作業も含めて)やってたらそりゃ大河主演の打診も年明けまで待ってくれって言いたくなるよなぁってちょっと思いました。
結構長丁場だったので終わった頃には私も結構クタクタ*2で、母上のコンディション次第では途中退出も想定していたのですが、終わった後にDolby-ATMOS版の上映もしてるという話をしたら「一緒に来るならチケット代出すから行こう」とまで言われたので杞憂だったようです。推しの力すげえ。
そしてこの記事を書くために直近の上映スケジュール確認したら上映回数減ってるとは言え明日(12/5)のDolby-ATMOS回の席がほぼ埋まっててびっくりしました。

このライブが撮影されたのは2019年の年末。活動休止の発表から1年近く経過している時期ですが当然翌年に爆発的流行を見せる"アイツ"のことなど知るはずもなく。まさかこのツアーが今のところ最後の対面ライブとなってしまうとはおそらくメンバーもお客さんも思っておらず、「あと1年しっかり思い出作っていこう」という類の、ある意味で「またねー」的なノリの軽さを感じるのが2021年の視点からはとても心苦しい気持ちになったことが感想の結構な割合を占めています。
先述のとおり、最初から映画化するつもりで撮影された映像ではあったようなので、世の中がこんなことになっちゃったからこのような企画をやったというより、みんなでワイワイ応援上映とかやって欲しかったんだろうなぁっていうところまで想像が膨らんで、あるのかどうかも分からない松潤氏の無念を勝手に受信していたたまれない気持ちになっているところです。

余談:存在するか分からない無念を勝手に受信するシリーズ

上映時間約2.5hとなかなかハードですが、興味があるなら一般3,300円の価値は十分あると思うのでおすすめです。
今まで映画館の企画とかでライブ映像を上映するっていうのはあったと思うけど、「映画(館)用に調整されたライブ映像を観る」っていうのはあんまり事例も多くなさそうなのでとても良い体験が出来たと思っています。もっと色んなミュージシャンがやってくれたらいいな。いわゆる「ライブ」って椅子があっても基本スタンディングだから立ちっぱなしが体力的につらいって人も楽しめるし。
この手のライブに縁遠い私がペンライト振りたくなったくらいなので絶対に応援上映が盛り上がるタイプだと思うのですが、ご時勢的にどうしても難しいのが悲しいところですね。

例によって一日も早い収束を願って話を締めたいと思います。

*1:これがジャニーズっぽくない表現であることも知ってる

*2:終了後の第一声が「お尻痛い」