1/3追記: 当記事をはじめてのIT勉強会さんブログへ寄稿しました。
ほぼ同じ内容ではありますが、こちらでも楽しんでいただけたらうれしいです😊
こんにちは、あのぶるです。
今回はふらふらさん(@hrfr84)主催のはじめてのIT勉強会アドベントカレンダーの22日目の記事としても書いています。
前日の記事は主催のふらふらさんによる「知識の領域を広げる”たのしさ”」でした。
記事中で身に余るご紹介をいただき大変恐縮です……
今回はアドベントカレンダーの記事ということで、去年に引き続きですが改めて自己紹介をしたいと思います。
仙台圏でソフトウェアエンジニアとしてお仕事をしております、あのぶると申します。お仕事ではスマートフォンゲームのバックエンド開発を主に担当しています。コミュニティ活動ではすくすくスクラム仙台とSendai.rbのスタッフ、Rails Girls Sendaiの1stと2ndのオーガナイザーをしていたりします。 *1
はじめてのIT勉強会さん絡みの活動で言うと、縁あってブログへのコラム寄稿を2018年から、多少波はあるものの概ね月に1本ペースを目安に行っています。
こちらでは主にコミュニティや業界自体の経験が浅い方に向けて、はじめの一歩のハードルを下げ、よりすんなり馴染んでいけるためのヒントになればという気持ちで記事を執筆しています。私は基本的にプログラミングが楽しくて仕方なくて、お仕事としても「どうせ何かはしないといけないんだから楽しくやっていきたい」という考えなので、仕事でもプログラミングを楽しむ仲間が増えたらいいなというスタンスで活動しています。
あまり大ボリュームになりすぎず、さくっと読める記事を目指していますので、何かの合間にでも気軽に読んでいただけたら嬉しいです。
寄稿記事の一覧はこちらからどうぞ。
ということで今回は自分の中で「これは全く経験がないぞ」と久々に感じることをやったので、その時のお話をしたいと思います。
先日、ここ何年か盛り上がりを見せている自作キーボードの、初心者向けキットであるmeishi2を組み立てました。多少はんだ付けの経験があれば2時間くらいで完成させられるお手軽キットです。
実はその前に初代meishiキットを買っていたのですが、お手軽キットなのに1人ではどうにも組み立てるための踏ん切りが付かず、何だかんだで2年ほど放置してしまっていました。まだだいぶエッジーなイメージがあるとはいえmeishiキットのビルドガイド*2は今読み返せばとても親切に書いてありますし、自作キーボードの初心者向け記事もずいぶん増えていますので「組み立てられる自信がない」という気持ちを抱え続けていたのは単純に私の情報収集不足であることは否めない側面もあります。
そんなこんなでモヤモヤしていたらひょんなことから「みんなでキーボード作ってmrubyで動かしませんか」という話になり、その第一段階として普通にmeishi2キットを動作させるところまで無事に完成させることが出来ました。そのあと、自作キーボード界隈ではおなじみのほぼ週刊キーボードニュースを視聴したところ、これまではふんわりレベルだった理解の解像度がグッと上がり、びっくりしたことがとても印象的でした。
構えずとも気軽にやっていけばいいとは自分でも常々思いつつ、こんな感じで「はじめて」の壁を超えるのにちょっと勢いが必要になるのはよくあることです。これから学ぼうとしている本当に知らないことって、何を身に付けたら自分の望む状況に出来るかも分からないことがきっと多いですよね。
もちろん、ある程度は試行錯誤も大事な経験値です。でも時間だってお金だって無尽蔵にあるわけではないですし、なるべく効率よく吸収していきたいと思うのは人情です。実際人類は本を読んだり、詳しい人を探したり、場合によっては学校に通ったりして整理された先人の知恵を受け継いで発展を続けてきたわけです。
……なんだか壮大な話になってしまいましたが、一度行動を起こしてしまえば何だかんだで行くべきところに転がっていくもので、私の体験のように「経験する」の実績を開放するだけで視界が一気に開けることもあります。
そして、その「はじめて」の壁を超えるために必要な最後の後押しのほとんどは踏ん切りとか勢いのような、理屈とは違ったものなのではとも思っています。
コミュニティ活動に求めるものは人それぞれあると思いますが、知識にしろ人との出会いにしろ、ある意味「新しいもの」を求めるエネルギーに満ち溢れていると言えるかもしれません。そんなコミュニティの場で、「はじめて」の向こう側へ一緒に踏み出してくれる友達を見つけるのもきっと素敵なことだと思いますよ。
それでは、来年も楽しくて素敵な出会いがありますように!
次の記事はちょらさんによる「フルリモートIT企業に就職した新卒が、働いて思ったこと」です。
アドカレもそろそろ終盤ですが、最後まで楽しんでいきましょう!