イノたまごラボ・あのぶる の「こんなの作ったよ!」

「イノたまごラボ」はひとり同人サークルのようなものです。今のところ同人誌は作っていませんが、ソフトウェアからイベントまで、心惹かれたものを細々と。

ステイホーム期間中(のちょっと前から)読んだ本まとめ

元々記事にしようとは思っていたんだけど、6月にブログの記事を1件も上げてないことに気づいたので慌てて書いてる…けど間に合わなかった。ぐぬぬ

時系列になるようにしてるつもりだけど最初のほう読書記録を適当に取ってたせいで多分順不同。でもツイート検索で何読んだか大体引き出せたのでTwitter便利だなぁって思いました。

ドメイン駆動設計入門 ボトムアップでわかる!ドメイン駆動設計の基本

ドメイン駆動設計入門 ボトムアップでわかる! ドメイン駆動設計の基本

ドメイン駆動設計入門 ボトムアップでわかる! ドメイン駆動設計の基本

  • 作者:成瀬 允宣
  • 発売日: 2020/02/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

感想とかは6月頭の仙台LT会でシェアしたのでその時の資料をどうぞ。近いうちにちゃんと読み返したいなー

sendai-lt.connpass.com

プログラマの数学

プログラマの数学第2版

プログラマの数学第2版

  • 作者:結城 浩
  • 発売日: 2018/01/17
  • メディア: 単行本

旧版からの読み返し。扱う範囲は多分情報系の大学生ならだいたい習ってるんじゃないかなという感じの数学知識を解説した本。(私は一通り習った覚えがあります)
そのものの知識を実際に使うかどうかは業務次第のものもあるけど、頭に入れておいて損はない感じの内容かなーと思う。

初版に比べてコンパクトになったので読みやすくていいなぁって思います。(初版誰かに貸してた記憶があるんだけど、どこ行ったんだろ……)

人月の神話

人月の神話【新装版】

人月の神話【新装版】

プロジェクト運営の根本的な悩みって昔からあんまり変わってないんだなぁって思った。

ただ、初版がなんと45年前の本なので、さすがにいまならマシンスペックで解決できる問題があったりはする。
ソフトウェア開発の歴史を知るというか、やっぱり古典は一度読んでおくべきだなぁって思ったけど、あんまりコンピュータの歴史に触れたことがない人だとコンテキストに馴染みがなさすぎてちょっと読むの大変かも。

Girls Who Code

読み返しその2(これは同じ本の読み返し)。プログラミングそのものの本と言うより、プログラミングをするにあたって必要な考え方を学ぶ本。プログラミングを始めたての女性、特に中高生くらいの若い人におすすめ。いきなり普通の入門書を読むよりとっつきやすいと思います。

翻訳者のとりいさんは私にとってRails Girlsオーガナイザーの大先輩でもあるのですが、以前から自分の中でうまい表現が見つからないでいた気持ちをスパンと射抜くような文章を書かれるのでとても憧れています。いつか何かのイベントでご挨拶できたらいいなぁって思ってます。

達人プログラマー(新装版)

新装版 達人プログラマー 職人から名匠への道

新装版 達人プログラマー 職人から名匠への道

読み返しその3。「言われたことはできるようになったんだけどこの先どう言う風に成長したらいいのか分からん」とかなり生意気なことを言っていた2年目になるくらいの頃の私にT村閣下が貸してくださった本の新装版。これはソフトウェアエンジニアは全員読んでも良いんじゃないかな。

AWSをはじめよう

わりと分厚さに圧倒されてたんですけど、タイトル通り「AWSでサーバを立ててみる」というテーマにかなり忠実なので思ったよりサクサク読めた。 やってみたいけど操作間違ってとんでもない額請求されたら怖いなーって思ってるときに強い味方になりそうだなーって思いました。

書籍版が欲しい場合はboothからどうぞー、と、思ったんですが売り切れ&今のところ再販予定なしでした😭 mochikoastech.booth.pm

Software Design 2020年6月号

WEB+DB Pressは定期購読してたんだけどこっちは何気に初めて。WEB+DB Press誌は隔月、こっちは毎月発行の雑誌。

第一特集のRustの話にいまいちついていけず、これはヤバイぞと思って読んだのが次の課題図書だったりする。(ただし、その不安が解消されたかは別の話)
やっぱり定期的に新しい情報を仕入れるには雑誌も読まなきゃダメよねーと思って、定期購読を検討中。あとちょうぜつエンジニアめもりーちゃんかわいい。

関数プログラミング実践入門

一通り読んでみて、あーこりゃがっつり数学の考え方だ、と思ったのが素直な感想。

モナドとかカリー化とか、関数プログラミングで頻出のキーワードが正直あんまりうまく消化できた気がしないので、いま積んでる課題図書を消化したらその次くらいにすごいHaskell本読もうかなぁって思ってる。本に書いてあることが難しいっていうより、オブジェクト指向(もしくは手続き型)からばちっと頭切り替えないと厳しいなーという印象。でも、使いこなすと確かにシンプルでバグとか入りにくくなるんだろうなぁってのはすごく分かった気がする。早く「関数プログラミング完全に理解した」って言いたい、ミーム的な意味*1にも到達出来てる気がしない。
あと「とりあえずオブジェクト指向の言語でコード書きながらそれっぽい考え方を身に付ける手段として、メソッドチェーンに慣れておくとよさそうだな」って感じたのは多分そんなに的外れではないんじゃないかなぁ……。


6月中に読み終わったのはここまで。今は仙台LT会での宣言どおりエリック本読んでます。